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三洋化成が新粘着剤開発 微・強対応のウレタン系

2018年12月19日

ゴムタイムス社


 三洋化成工業は12月17日、安定した粘着特性を持つウレタン系粘着剤「ポリシックUP」シリーズを開発したと発表した。

 同製品は、時間や温度、剥離速度などによって粘着力がほとんど変化しないウレタン系粘着剤で、粘着力の変化による影響が大きい微粘着領域でも安定した粘着特性を有しているため、特にのり残りによる汚染を嫌う電子・光学部材用に適している。また、残存モノマーを含まずに高い透湿性を備えているため、医療用にも使用できるほか、微粘着だけでなく強粘着まで対応できるため、これまではウレタン系粘着剤の適用が難しかった貼り合わせ用途などへの展開も可能となっている。

 粘着剤は、電気電子部材や光学部材、自動車部材、建築建材、医療用など様々な部材の貼り合わせだけでなく、製造・輸送時のキャリアシートや保護フィルムなど、一時的な接着にも用いられている。その粘着力は、それぞれの用途に合わせて設計されているが、時間、温度、剥離速度などによって変化しやすく、それにより本来の接着性を発揮できなかったり、剥離時に被着体にダメージを与えたり、のり残りの原因になったりしていた。

 同社では今後、幅広い用途にサンプルワークを展開し、2019年度の製品化を目指す。

 

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