2019年ゴム・樹脂ベルト需要 ゴムベルトは横ばい予想

2018年12月06日

ゴムタイムス社

18年ゴムベルト通期見通し 総合計は2年連続の増加

 日本ベルト工業会はこのほど、ゴム・樹脂ベルトの2018年通期と2019年の需要予測を発表した。

 それによると、18年のゴムベルト生産(新ゴム量)は、同工業会に加盟する7社の総合計が2万6608tで前年比0・3%増、うち内需は2万23tで同2・4%減、輸出は6585tで同9・3%増の見込みとなった。これにより、総合計は2年連続の増加、内需は前年の増加から減少、輸出は前年の減少から増加に転じる見通し。

 品種別では、コンベヤ生産量は1万5256tで同4・8%増、内需は1万71tで同0・7%減、輸出は5185tで同17・5%増の見込み。

 四半期別で見ると、1~3月のコンベヤ合計は前年同期比2%減、4~9月は同1%増、7~9月は同6%増となった。また、10~12月については同14%(各社推計値の合計)の2桁増を見込んでいる。

 国内のコンベヤ主要需要先である鉄鋼やセメントの生産量はほぼ前年並みで推移している。コンベヤ内需の1~3月は同4%減、4~6月は同8%減、同7~9月は同7%減とマイナスが続いたが、10~12月は前年同期を16%上回ると予測されている。

 コンベヤ輸出については、豪州や南米など資源国向け需要が回復基調にある中で、第3四半期までプラスが続いた。第4四半期も前年同期比10%増となる見込みで、各四半期とも前年同期を上回りそうだ。

 一方、伝動ベルトの生産量は1万1352tで前年比5・3%減。内需は9952tで同4・0%減、輸出は1400tで同13・1%減の見込み。

 内訳は歯付ベルトが1893tで同2・1%減、V・ファンベルトが8472tで同7・2%減、その他ベルトが986tで同7・2%増となる見通し。

 四半期別で見ると、1~3月の伝動合計は前年同期比1%減、4~9月は同4%減、7~9月は同4%減、10~12月は同11%減を見込んでおり、各四半期とも前年同期を回ると予測される。

 伝動ベルトは、自動車用と工作機械や農業機械などの一般産業機械用に大別される。このうち、自動車用は、ベルト非装着車種が国内で増えており、伝動ベルトの内需は大きな伸びは見込めない。一方、輸出も自動車メーカーの海外生産シフトに伴い、ベルトメーカーも生産の現地化が進み、内需・輸出とも需要環境は厳しい。

 18年樹脂ベルト通期見通し 合計で4%減

 18年の樹脂ベルト生産量(同工業会に加盟する5社合計)は、115万888㎡で前年比4・1%減の見込みとなった。 樹脂ベルトの主要分野の食品・物流向けは引き続き堅調。ただ、生産量は2014年以来、4年ぶりの前年実績割れとなる見込みで、やや一服感も見え始めている。

 品種別では、PVCが19万7406㎡で同9・9%減、ポリウレタンが81万4181㎡で同0・3%増、その他が13万9301㎡で同27・5%減を見込んでいる。

 19年の需要予測 ゴムベルト総合計は横ばい予想

 19年の需要予測では、ゴムベルト合計で2万6619t、18年実績見込み並みの予想となった。内需は同1・8%減の1万9660tと引き続き減少を見込んでいるが、輸出は同5・7%増の6959tと前年を上回ると予測。

 コンベヤは、内需が同4・0%減の9673t、輸出が同6・5%増の5521t、合計生産量は同0・5%減の1万5194tと予測している。

 伝動ベルトでは、合計生産量は同0・6%増の1万1425tを予測。うち内需見込みは同0・3%増の9987t、輸出が同2・7%増の1438tと、内外需とも増加予想となった。

 樹脂ベルトの2019年需要予測は、生産予想量は同2・4%増の117万8103㎡の見込み。そのうち内需は同2・3%増の111万6723㎡、輸出は同4・4%増の6万1380㎡を予測している。

 PVCは同3・0%増の20万3240㎡、内需は同3・1%増の20万360㎡、輸出は同4・6%減の2880㎡の予想。ポリウレタンは同3・6%増の84万3108㎡、内需は同3・4%増の78万5908㎡、輸出は同5・3%増の5万7200㎡を予測している。

2019年ゴムベルト需要予測

2019年樹脂ベルト需要予測

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