ゴムロール特集 金陽社 ブランケット「エアータック」が好調 ロールは付加価値製品に注力

2018年12月07日

ゴムタイムス社

 金陽社(東京都品川区、中田惠二社長)の18年度上半期業績は前年同期比で若干の減収となった。

「UVインキ対応ロール(例)」

「UVインキ対応ロール(例)」

 印刷用のゴムブランケットは国内・海外とも前年同期を上回り、トータルで増収となった。製品ではビジネスフォーム・製罐印刷向けの「エアータック」シリーズが国内・海外で好調。海外は中国向けの受注が回復に転じ、米国や中近東向けの受注も増加した。国内はUV印刷向けゴムブランケットも前年同期を上回った。

 一方、印刷用ロールはトータルで減収となったものの、UV印刷向けは順調に推移している。

 この他、ゴムプレート版材「キンヨーフレックス」、ゴムスリーブ版材「キンヨーフレックスエンドレススリーブ」で展開するフレキソ印刷向けは、「インキにVOCが含まれないなど環境に優しい点が飲料メーカーなどで評価され、ペットボトルのラベルなどにフレキソ印刷が使用されるケースが増えている」(同社)とし、フレキソ印刷の伸びと比例し、ゴム版材の需要も増えることを期待している。

 また、工業用ロール、OA機器用ロールの上期に関しては、工業用はフィルム向けと製鉄向けは横ばいだったが、製紙向けが若干減

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