国際粉体工業展など開催 新製品・技術を業界に訴求

2018年11月29日

ゴムタイムス社

「国際粉体工業展2018」、「ハイウェイテクノフェア2018」、「第23回新聞製作技術展」などの専門展示会が11月28日、東京ビックサイトで開催され、ゴム関連企業もブースを設け、独自製品や新製品の紹介を行った。

国際粉体工業展

 ◆東拓工業
オリジナル金具「しめTAC」を始め、「TACエコSD-AS」「TACへラン」等のホース製品を紹介した。

 「しめTAC」は、工場における配管現場で簡単にホースへの取り付けができ、繰り返しの使用が可能なオリジナル金具。メンテナンス時はホースを交換するだけで済むことから、作業者にとって利便性が高く製品。静電気防止用ホース「TACエコSD-AS」は環境に優しい脱塩ビホースで、プラスチックペレットなどの粒体や粉体食品の輸送などに適している。内面の滑り性が良く、高い輸送能力を発揮するほか、軽量かつ柔軟で耐摩耗性にも優れる。 

 ブースでは、ホースを立てて展示することにより、来場者にホースを手に取りやすくさせるなど工夫を凝らしていた。

 ◆アルファーミラージュ
 ロングセラー検査機器である電子比重計、デジタルマイクロスコープ「DIMー03」、スチームクリーナーを展示した。
 自動比重計「WDSー300AT」は、測定物を入れただけで瞬時に比重を測定できるなどの特徴を有している。スチームクリーナーでは、ウェットスチーム機能を搭載した「ユニコーン」、純粋を洗浄用媒体とし、ウオーターマークが残らないなどの特性がある「YSCー100」を展示した。

東拓工業のブース(国際粉黛工業展)

東拓工業のブース(国際粉体工業展)

アルファーミラージュのブース

アルファーミラージュのブース

 

新聞製作技術展

◆金陽社
 新聞輪転機用のゴムロールやゴムブランケットを中心に製品を紹介した。
 ロールでは高濃度インキに対応し、ニップの安定、低発熱性などの特長がある「エコプレミアム」やニップの安定、長寿命化などの特長がある連続給水ロール向けの「ウォーターアクト」などを紹介。ブランケットでは紙送りを抑え、胴へのなじみをよくした「NP92」などを展示した。

◆明和ゴム工業
 高速新聞輪転印刷機用ダンプニングローラ「NCDーⅣ」、高速新聞輪転印刷機用低発熱高強度ローラー「ブラック・ニューズⅢ」の2製品を中心に出展した。
 「ブラック・ニューズⅢ」は、低発熱材料のため、高濃度新聞輪転用インキなど使用に伴うローラの発熱や経時劣化を極限まで抑えるだけでなく、表面摩耗の抵抗力も高い高強度を持つ高次元のゴムローラ材料。

金陽社のブース

金陽社のブース

明和ゴム工業のブース

明和ゴム工業のブース

ハイウェイテクノフェア

◆アトム

 初出展となるアトムは、黒色を基調としたスタイリッシュなブースに、「ハイパーグリップス」「しんげんくん」「拳護」などを中心に、ハイパフォーマンスな個人用保護具を展示提案した。  ハイパーグリップスは切創事故から手を守るスーパー繊維製の手袋。しんげんくんは、手に伝わる振動と衝撃を独自のクッションゴムで軽減する。拳護はかご台車の運搬作業で挟み込みや打撃から手甲部分を保護し、滑り止めは天然ゴムと耐油性があるニトリルゴムの2種類をラインアップしている。その他、寒冷地での除雪作業などに最適な「ブリザード」はISO20471測色試験に適合、暗所での視認性が高く、マイナス50度でも硬化しないハイスペックな防寒手袋も紹介した。

◆東拓工業
 地中埋設用電線保護管(角型多条敷設管)「角型TACレックス」に加え、PC橋梁内ケーブルダクト「ポリエチレン製シース」、橋梁伸縮装置の漏水対策品 「トータク簡易排水装置」などを紹介した。
 「角型TACレックス」は、角型多条敷設管では唯一、建設技術審査証明(土木研究センター)を取得している製品でパイオニアとも言える商品。従来、電線共同溝で使われるCCVP管に比べ、曲管や管台が不要で、管と管を密着、段積でき、コンパクトに配管できることから、施工性に優れておりコスト縮減が可能である。ブースではサイズ別に展示し、ラインナップの拡充をPRした。

アトムのブース

アトムのブース

 

 

 

 

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