取材メモ 備えあれば憂いなし

2018年10月31日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンの決算説明会で、中国のダンピング関税や米中貿易摩擦の影響についての質問に応じた平川宏之取締役常務執行役員は、「中国が色々騒がしい状況だが、日本に対してはNBRのダンピング関税がかかっており、これは11月上旬に最終決定する見通しだ。現在は仮決定の段階だが、実際にはもう関税を払っている。ただ、今のところ、大きな取引がなくなったということはない。実際に物は動いている。100%維持できているわけではなく多少は影響があるが、目に見えた出荷減少はない。たとえあったとしても、中国以外のアジアや欧米に出荷先を変える余裕があるので、当社への大きなインパクトはないと考えている」と影響が小さいことを説明した。
 また、アメリカの生産拠点から中国への輸出については、「アクリルゴムなどは

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