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日本ゼオンの4~9月期 半期ベース過去最高の売上 原料高で営業益1割減

2018年10月31日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは10月31日、東京・丸の内の本社で決算説明会を開催し、今井廣史取締役常務執行役員が2019年3月期第2四半期連結決算の説明を行った。

 売上高は1690億3100万円で前年同期比1・4%増、営業利益は179億7900万円で同9・7%減、経常利益は202億7300万円で同6・4%減、四半期純利益は145億4900万円で同1・5%増となり、売上高は半期ベースで過去最高となった。

 売上高は、金額ベースでは同24億円のプラスで、内訳は、エラストマー素材事業で18億円のプラス、高機能材料事業で7億円のマイナス、その他の事業などで13億円のプラスだった。

 営業利益は、金額ベースでは同19億円のマイナスで、内訳は、エラストマー素材事業で18億円のマイナス、高機能材料事業で6億円のプラス、その他の事業などで6億円のマイナスとなった。

 セグメントのうち、エラストマー素材事業は、売上高が1002億2400万円で同1・8%増、営業利益は95億4500万円で同16・2%減と、増収減益となった。

 販売数量は、ゴムが17万5000tで同1%減、ラテックスは6万1000tで同6%減、化成品は7万2000tで同17%増だった。ゴムの販売数量の内訳は、タイヤ向けの汎用が同2%減、非タイヤ向けの特殊用途で同2%増だった。

 売上高は、ゴムが704億円で同1%増、ラテックスは95億円で同5%減、化成品は194億円で同9%増。販売価格の上昇によりゴムと化成品で増収となった。

 営業利益の増減要因としては、価格差が14億円、数量差が10億円のプラスとなったのに対し、原価差が33億円、販管費差が7億円、為替差が2億円のマイナスとなった。今井取締役は「ポイントは原価差で、原料価格が右肩上がりで上昇する中、製品価格に反映できていない」と、転嫁時間差の影響を受けたことを説明した。

 通期予想の変更はなく、売上高が3200億円で前期比3・8%減、営業利益は320億円で同17・7%減、経常利益は340億円で同16・9%減、当期純利益は240億円で同83・8%増を見込んでいる。

 エラストマー素材事業のうち、ゴム事業部門は、国内販売は堅調に推移し、海外子会社も米国を中心に好調だったが、天然ゴムの市場価格が低迷した影響で輸出販売が前年同期を下回った。

 ラテックス事業部門は、海外における手袋向け販売が

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