ゴムシート特集 オーサカゴム 建材向けの特殊意匠シートを開発 原料価格、運賃値上げに苦慮

2018年10月26日

ゴムタイムス社

 オーサカゴム(大阪市王寺区、八尾巍社長)の18年度上期全体の売上は前年同期比122%と好調だった。その理由として、製品別ではゴムシートは下期型であるが、上期はさまざまな産業分野での需要が比較的順調であったと思われ、出荷は概ね良好に推移した。

 消防用吸管もやはり下期型の製品であるが、汎用の新製品を上市したこともあって上期から出荷は順調。「玄関マットは受注も良好であったが、加えて事業拡大策を図ったことで、大幅な売上増加に寄与した」(八尾社長)という。

 ゴムシートでは、天然ゴム・合成ゴムの汎用品の動きは順調。一方、RoHS規制など指定負荷物質を含まない環境対応ゴムシートは、特殊環境対応シート「KANKYO-B65、W65」だけでなく、汎用品でも環境対応品への切り替えを今春完全実施した。

 また、同社はゴムシートを使用した施工も手掛けており、数年前は新横浜スケートセンターの改修工事でリンク回りや通路等のゴム敷設工

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