ゴムタイムス70周年の画像
よくわかるシリコーンの基礎から応用技術のバナー

「国際福祉機器展H.C.R2018」開催 ゴム関連企業独自製品・新製品をPR

2018年10月11日

ゴムタイムス社

 介護・福祉機器展としてはアジア最大級の規模とされる「第45回国際福祉機器展H・C・R2018」が10月10日~12日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催され、14ヵ国・1地域から620を超える企業・団体が出展した。ゴム関連企業もブースを設け、独自製品や新製品の紹介を行った。

◆住友理工
 昨年3月に発売したマットレス型の福祉器具「SRアクティブマットレス体圧ブンさん」をメインに、簡単に体圧分布を測定できる「SRソフトビジョン」などを紹介した。
 体圧ブンさんは独自開発のスマートラバー(SR)センサにより、全身の体圧分布を常時計測し、圧力の高い部位を即時に検知。この計測結果を基に利用者の体格や寝姿勢に合わせてマットレスが自動で変形し体圧を分散させる。
 同社では在宅介護利用の増加を見据え、体圧ブンさんのラインナップの拡充を進めており、今年10月1日には在宅介護で使用する介護ベッドの大きさに合わせた91センチサイズを発売。ブースでは、従来の病院向けの83センチ幅の製品とともに、91センチ幅の製品も初出品した。
 91センチ幅は83センチ幅にくらべ利用者の両側スペースが広がり、家庭での体位変換などの介助作業がよりスムーズに行える。また、今年1月から体圧ブンさんが介護保険のレンタル対象品となったことも来場者にアピールした。

◆弘進ゴム
 車いす用レインコート「はおるっちゃ」や滑り止めマット「オーバルリンク」、介助入浴が一人でもできる「コーシン快護おふろ」などを展示した。
 はおるっちゃは突然の雨でも素早く簡単に着脱できるうえ、蒸れにくく防水性に優れた透湿防水生地を使用したレインコート。他社製品に比べ手ごろな価格に抑えた点も売りとなっている。
 オーバルリンクは、表面に無数にあるオーバルリンク(楕円形の連続結合意匠)が驚異的な滑り防止機能を発揮し、浴槽や施設の廊下などで滑りによる事故を防ぐことができる、また、マットには防カビ加工が施され、衛生的な点も特徴の一つだ。

◆ダンロップホームプロダクツ
 車いす用スロープの「ダンスロープエアー」を中心に、同シリーズで来年2月に発売する「ダンスロープミニ」や今年3月に発売した「ナチュアシスト」など新製品をPRした。
 ダンスロープエアーはバリアフリー化されていない場所で、車いす走行での段差を解消する際に使用する。高品質・高性能な特殊カーボン繊維と中空構造を用いることにより、業界最軽量クラスを実現した。
 ダンスロープミニは玄関や車いす、歩行器などに起きる小さな段差によるつまづきを防止するためのスロープ。安全性(滑りにくい、ズレにくい)や防汚性(汚れがつきにくく掃除がしやすい)、介護保険のレンタル対象商品といった特徴があるほか、耐候性にも優れ、屋内・屋外兼用となっている。
 ナチュアシストは、ベルト・テーピングタイプの一体型アシストインナーである。天然ゴムを編み込んだ幅広メッシュベルトを採用することで、骨盤まわりを柔らかく保護するため、腰痛に悩みを抱えるケアワーカーなどをサポートする。

◆宇都宮製作
 創業110周年を機に掲げた新ブランド「プロプラス」の手袋や防菌ウエットワイパーを前面に、食事用エプロンなど多彩な製品群を出品した。
 プロプラスブランドの手袋では「サラピタグローブ」「ニトリルスーパーグリップシリーズ」などを紹介。サラピタグローブは手袋両面に特殊なエンボス加工を施すことで、肌ざわりがよく、装着性にも優れる。このため、介護施設などでの身体の清拭やおむつ交換だけでなく、口腔ケアなど繊細な作業が必要する場面にも使用できる。また、簡単な食品加工など、場所を選ばず多様な用途で使えるという。
 ニトリルスーパーグリップシリーズは、着用面に特殊加工を施すことで、医療従事者が濡れた手でも手袋を入れやすいように設計されている。また、突き刺し・引き裂き強度もあり、耐久性にも優れた使いきり手袋となっている。

◆モルテン
 手すりや杖などの生活支援用具を中心に、生活・ケアベッドなど健康用品事業部が扱う製品を紹介した。
 生活支援用具のコーナーでは、10月22日に発売する多点杖「リリーフ」やモデルチェンジした垂直型手すり「バディー」、床置き型手すり「ルーツ」を実際の使用シーンに応じて展示した。
 通常、多点杖は4点支持構造の製品が多いが、リリーフは独自3点支持構造を採用。これにより、安定性に優れるとともに、杖の脚部が4点杖よりコンパクトとなり、足との間隔が広く、ぶつからずに安心して歩くことができる。
 また、バディーは突っ張ることで高い安全性と生活動作を広げる垂直型手すりで、モデルチェンジした今回は、設置性を向上するとともに握るグリップの部分も触感を良くするなど、従来に比べて機能を大幅にアップさせた。

◆アロン化成
 福祉・介護用品の草分けとして「安寿」ブランドで抜群の知名度を誇る同社は、入浴介護用品や排せつ介護用品、住宅改修用品などをコーナーごとに展示して訴求を図った。
 入浴介護用品では、バスボード「はねあげくんH-S/H-L」やユニットバス対応浴槽手すり「UST-130UB」などを出品した。はねあげくんは、一度取り外さなければ浴槽に浸かれなかった従来のバスボートとは異なり、座面をはねあげることにより、一人でも入浴できるほか、介護が必要な場合でも介護者の負担を軽くできる。
 UST-130UBは従来では取付けできなかったユニットバスにも設置を可能にした浴槽用手すり。洗い場への出っ張りを抑えた省スペース設計となっており、介護者・要介護者が浴室内での動作がスムーズに行える。

[/hidepost]

本文:約2323文字

写真・表・グラフあり