住友ゴム 「ハイブリッドターフXP―mono」がグッドデザイン賞受賞

2018年10月03日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は10月3日、同社と住ゴム産業が、スポーツ用人工芝「ハイブリッドターフXP―mono」で「2018年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

 今回、グッドデザイン賞を受賞した「ハイブリッドターフXP―mono」は、強度を高めたことに加え、ヤーンに業界でも画期的なベージュ色を採用することで、色調を限りなく天然芝に近づけた3色配合のロングパイル人工芝。人工芝市場で重視される耐久性に加え、美しさを実現し、利用者の「きれいなグラウンドでプレーしたい」という声に応えた。今年9月に利用が開始した福島県のサッカーナショナルトレーニングセンター・Jヴィレッジの全天候型練習場にも採用されている。

 審査員の評価コメントでは「天然素材と人工素材の評価は、シルクとナイロンと同様、折に触れて議論され、機能、感触、見た目などのさまざまな視点で適材適所コストに見合うものが選ばれてきた。人工芝では機能的に成熟したことで、感触や見た目など質感の段階に入り、「ハイブリッドターフXP―mono」は今回、天然の質感をほぼ再現したということで評価された。ただ、これは完成形ではなく、シルクとナイロンと同様に天然芝に似ているかどうかではない、次の段階の開発に入ったということだろう」とされている。

 グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、総合的なデザインの推奨制度。「Gマーク」がシンボルであるこの賞は、デザインの効果・効用という視点から評価が行われ、人の生活や社会を豊かにすると判断された製品に与えられる。

Jヴィレッジ全天候型練習場

Jヴィレッジ全天候型練習場

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