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長瀬産業 米に3D印刷材の合弁会社

2018年08月30日

ゴムタイムス社


 長瀬産業は8月28日、子会社であるナガセアメリカが、スペシャリティケミカルや特殊樹脂等の開発に強みを持つインターフェイシャル・コンサルタンツとの間で、合弁会社インフィニット・マテリアル・ソリューションズを設立したと発表した。

 合弁会社は、本社を米国ウィスコンシン州に置き、産業用途に飛躍的な成長が見込まれる3Dプリンター向け特殊材料の開発・製造を行う。3Dプリンターの主流の一つであるFDM(熱溶解積層)方式の3D印刷に向けた水溶性サポート材フィラメントの製品化を既に進めている。

 このサポート材は、ABS樹脂などの汎用エンジニアリングプラスチック(エンプラ)だけでなく、より機械特性や耐熱性に優れたPEI樹脂やPEEK樹脂などのスーパーエンプラにも対応した業界初の水溶性サポート材で、2019年初めの販売開始を予定している。

 水溶性サポート材は、非溶解性に比べて微細なデザインを造形でき、除去作業の時間・労力・コストを大幅に削減できる利点がある。

 超エンプラを原料とする3D印刷は、自動車や航空宇宙産業、医療機器等向けの需要増により市場規模が今後5年で約10倍になると見込まれており、合弁会社ではFDM方式以外の3D印刷向けにもサポート材の開発を進めることにしている。

 ナガセアメリカは、合弁会社が開発・製造した高付加価値製品を、世界の3Dプリンター市場の約40%を占める欧米市場において先行的に販売する方針としている。

 

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