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原料メーカー11社の19年3月期第1四半期 原料上昇などで減益企業も 出荷は概ね堅調に推移

2018年08月31日

ゴムタイムス社

 合成ゴム・化学メーカーの19年3月期第1四半期決算から、合成ゴムとエラストマー事業の現況をピックアップした。原料価格の上昇などから減益となる企業が目立った。

 ◆JSR
 エラストマー事業は、SSBRの数量拡大などで売上収益が拡大したが、主要原料のブタジエン価格の上昇等により営業利益は大幅な減益となった。

 ◆日本ゼオン
 合成ゴム関連はタイヤメーカーが堅調で汎用の販売が伸び、化成品はSISが好調で、増収となったが、原料価格の上昇などにより減益となった。

 ◆三井化学
 エラストマーは、堅調な需要に的確に対応したが、原料価格上昇の影響を受けた。機能性コンパウンド製品は、海外の需要が堅調だった。

 ◆住友化学
 石油化学事業では、石油化学品は原料価格の上昇により、市況が上昇した。合繊原料やメタアクリルも市況が上昇した。

 ◆旭化成
 高機能ポリマー事業では、エンジニアリング樹脂の販売が堅調に推移したが、合成ゴムの交易条件の悪化などから、減収減益となった。

 ◆宇部興産
 合成ゴム事業は、タイヤ用途を中心に出荷は概ね堅調だったが、製品市況の軟化などにより、減収減益となった。

 ◆デンカ
 クロロプレンゴムは、米国子会社が寒波で減産となり販売数量は減少したが、価格改定が奏功し増収となり、ABS樹脂の販売も好調に推移した。

 ◆東ソー
 クロロプレンゴムは、生産量の減少に伴い出荷が減少したが、海外需要が堅調だったことから輸出価格は上昇した。

 ◆クラレ
 イソプレン関連は、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー「セプトン」、液状ゴムのいずれも販売数量が伸長し、順調に推移した。

 ◆信越化学工業
 シリコーンは、全世界で需要が旺盛で、汎用・機能製品とも価格修正を行いつつ最大限生産し完売し、業績が伸長した。

 ◆ダイキン工業
 フッ素樹脂は、米国でLANケーブル用の新商品を販売し、半導体関連需要が好調に推移。フッ素ゴムも自動車関連需要が堅調に推移した。

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