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信越化学工業の4~6月期 売上高・利益とも2桁増

2018年07月26日

ゴムタイムス社


 信越化学工業の2019年3月期第1四半期決算は、売上高が3836億3300万円で前年同期比14・1%増、営業利益が954億500万円で同28・7%増、経常利益が994億3100万円で同29・1%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が737億1800万円で同37・3%増となった。

 セグメント別に見ると、塩ビ・化成品事業は、米国のシンテック社において1月の冷害の影響を受けながらも、塩化ビニル、か性ソーダともに高水準の出荷を継続し、両品目の需給関係の改善が進んだ結果、業績は大きく伸長した。また、欧州拠点も市況が底堅く推移し、販売量を伸ばし好調。国内拠点は大規模定期修理の影響で出荷が減少した。以上の結果、同事業の売上高は1231億7600万円で同8・5%増、営業利益は263億1800万円で同49・1%増となった。

 シリコーン事業は、全世界で需要が旺盛で、汎用製品、機能製品ともに価格の修正を行いつつ、最大限生産し完売した結果、業績を伸長させた。これにより、同事業の売上高は556億7000万円で同11・4%増、営業利益は135億1800万円で同11・0%増となった。

 機能性化学品事業は、セルロース誘導体は医薬用製品が好調な出荷となるともに、建材用製品及び塗料用製品も底堅く推移した。フェロモン製品やポバール製品他も総じて堅調な出荷を見せた。以上により、同事業の売上高は305億700万円で同7・8%増、営業利益は68億1600万円で同4・5%増だった。

 半導体シリコン事業に関しては、旺盛な半導体デバイス需要に支えられ、高水準な出荷が継続するとともに、製品価格修正も寄与し、業績が大きく伸長。結果、同事業の売上高は909億9800万円で同27・3%増、営業利益は30億900万円で同51・8%増となった。

 電子・機能材料事業の希土類磁石は、ハイブリッド車をはじめとする自動車向けや産業機器向けを中心に幅広い分野で好調な出荷となった。フォトレジスト製品は、KrFレジスト、ArFレジスト及び多層レジスト材料のいずれも堅調に推移した。マスクブランクスは汎用品、先端品ともに販売を伸ばした。光ファイバー用プリフォームは、世界的な需要増を取り込むとともに、中国の合弁会社での生産が寄与し好調に推移した。
 その結果、同事業の売上高は560億3700万円で同14・0%増、営業利益は160億円で同6・0%増となった。

 加工・商事・技術サービス事業は、信越ポリマー社の半導体ウエハー関連容器が高水準の出荷を継続し、好調に推移した。結果、同事業の売上高は272億4200万円で同14・7%増、営業利益は30億2600万円で同4・4%増となった。

 18年3月期決算時点では未定だった通期の連結業績予想は、売上高が1兆5000億円で前期比4・1%増、営業利益が3600億円で同6・9%増、経常利益が3700億円で同8・7%増、親会社株主に帰属する純利益が2700億円で同1・4%増の見通しとなった。

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