「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2018」開催 国土強靭化につながる最新製品や技術を披露

2018年07月19日

ゴムタイムス社

 インフラや防災対策に関連した最新の製品、技術、サービスを集めた総合展「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2018」が7月18日~7月20日に東京・有明のビッグサイトで開催された。7つの専門展のうち、ゴム関連企業は「無電柱化推進展」「建設資材展」「インフラ検査・維持管理展」などに出展した。

◆無電柱化推進展
 東拓工業
 角型多条敷設管(角型難燃FEP)のパイオニア「角型TACレックス」を中心に展示した。
 高密度ポリエチレン製の角型と円筒が交互に連続成形された独自構造により、整直性と可とう性を両立した角型TACレックスは、従来、電線共同溝で使われるCCVP管に比べ、曲管や管台が不要で、管と管を密着・段積でき、コンパクトに配管できることから、経済性に優れている。
 同製品は一般財団法人土木研究所の建設技術審査証明報告書を取得。同所で行った浅層埋設実大実験(載荷輪数10万輪相当の走行試験)検証では、舗装に及ぼす影響がなく、管に損傷がなかったことも確認され、耐圧強度にも優れることが実証された。
 また、ブースでは「割管配管もカンタン!」と題するコーナーを作り、同製品の整直性や可とう性の良さを来場者にアピールした。

 カナフレックスコーポレーション
 電力・通信ケーブル用多条保護管「カナレックスML(マルチレイヤー)」とハンドホールの新製品「NEWデカノック」「NEWITハンドホール」を展示した。
 カナレックスMLは、従来品より省スペース配管が可能で、掘削幅、深さを低減できる。また軽量で可とう性が良く、施工性に優れ、工事の省力化にもつながる。
 一方、ハンドホールの新製品2品は、新素材により重量が従来比で約2分の1を実現。軽量かつ耐荷重性を兼ね備えた製品で、工事現場作業者からはより軽いハンドホールを求める声が高まっていたのを受け開発したという。

 共和ゴム
 特殊な工業用ゴム製品のゴム成形を得意とする同社では、地中埋設用FRP(波付硬質ポリエチレン)管継手「なんでも継手」をメインに、電機・通信ハンドホール用・配電マンホール用の新製品「空管路止水栓」などの展示

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