ブリヂストン 騒音試験の自動運転化に向け技術開発

2018年07月18日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは7月18日、株式会社ZMPとともに、車両を用いたタイヤ性能試験の一つであるタイヤ騒音試験を無人自動運転化するための開発プロジェクトを開始したと発表した。

 このプロジェクトは、ZMP社の自動運転車両「ロボカー・ミニバン」をベースに、同社のタイヤ性能試験の知見を取り入れて、テストコース内の移動とタイヤ騒音試験に必要な走行を自動化するための技術開発をZMP社に委託するもので、現在、同社のテストコース内で有人自動運転走行を達成しており、2019年にはSAEレベル4(高度運転自動化レベル)の無人自動運転車両複数台によるタイヤ騒音試験の実用化を目指している。

 近年、ヨーロッパやアジア、日本など世界各国・地域においてタイヤの騒音規制が導入されるなどタイヤ騒音の低減が求められており、同社は、人のスキルやノウハウに依存しない自動運転車両を用いたタイヤ騒音試験を導入することで、性能評価の精度向上や効率化、タイヤ製品の品質向上につなげ、将来的にはこのプロジェクトで得られる知見を自動運転車両を含む次世代車両向けのタイヤ開発に活かすことにしている。

 

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