17年度の建築ガスケット 生産は2年連続減少 1万5000t割れ 

2018年07月19日

ゴムタイムス社

 建築ガスケット工業会がこのほどまとめた17年度(17年4月~18年3月)の建築用ガスケット生産実績によると、生産量は合計1万4282tで、前年度比17・9%減となった。

 生産量は3年ぶりの増加となった15年以降、2年連続の減少となった。また、17年度は2000年度以降、最低水準だった前年度をさらに下回り、過去18年間で初めて1万5000tを割り込んだ。

 国土交通省によると、17年度の新設住宅着工戸数は同2・8%減で3年ぶりのマイナスとなった他、全建築物の着工床面積も同0・9%減となったことが響いた可能性がある。

 また、日本ゴム工業会のまとめでは、17年度のガスケット類の輸入は4月以降7ヵ月連続の2桁増で推移した。前年同月を下回ったのが1月と3月のみで、年度を通じ輸入量が増加傾向にあった。その影響も考えられる。

 合成ゴム系のうちCR(クロロプレンゴム)系

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