再生ゴム特集 村岡ゴム工業 高張力再生 量産化技術確立へ

2018年06月22日

ゴムタイムス社

 昨年10月に創業100周年を迎えた村岡ゴム工業(千葉県市川市、村岡実社長)。同社の2018年9月期業績は「生産、出荷も5%前後増えており、第3・四半期もこのペースで伸びている」とし、今期も前期に引き続き増収が見込まれている。

 需要の7割がタイヤメーカー向け出荷であり、OR向けの「タイヤ再生ゴム」が好調。「昨年暮れから一部タイヤメーカーからの供給増の要請が増えている」としている。このほか各種ゴム製品の配合材、ゴムマット、粉末ゴム成型品等に使用される「ロール粉砕粉末ゴム」が比較的好調で売上げ増に寄与。同社干潟工場も高水準の生産が続いている。

  同社の主力製品である「タイヤ再生ゴム」はトラック・バスの用済みタイヤを主原料として製造され、諸物性が一定水準に保たれており、顧客の高い信頼と評価を得ている。トラック・バス・乗用車等の各種タイヤをはじめ、ゴム板、ベルト、ホース、その他工業用品等に幅広く使用されている。

 その「タイヤ再生ゴム」で 、同社が現在、注力しているのが再生ゴム増量時の物性低下を抑える「高張力タイヤ再生ゴム 」。これまで

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