テクニカルショウヨコハマ2011 パシフィコ横浜で開催

2011年02月15日

ゴムタイムス社

神奈川県下を中心に、優れた技術を持つものづくり企業の展示会「テクニカルショウヨコハマ2011」(主催神奈川産業 振興センター、横浜市工業会連合会)が2月2~4日、パシフィコ横浜で開催された。振興センターでは金融ショック前の3万人規模の来場を期待する。出展料 は、県・横浜市の補助で1ブース(3×3㍍)13・56万円。
ゴム樹脂TPE関連の出展は以下。
◎木本ゴム工業
国内屈指級シェアのシールド工法用の①エントランスパッキンや、②半導体その他多種多様な産業用途向け汎用CR,EPDMおよび機能性シリコーン、フッ 素ゴム製シートやゴムスポンジ・スポンジ、③プレス・押出・切削接着など加工種別のゴム製品らを訴求。
上記の製造・販売で培った材料設計や材質選定、数量・形状に適合した加工方法の提案・製造を訴求した、とした。
◎晃立製作場
300℃で7分間連続使用可能な①超高耐熱・耐薬品性フッ素ゴムFFKMを軸に、②スライス工法で低コストノーバリ化を達成したパッキン③低硬度ゴムを用 いたグロメット、精密防振ゴム④各種金属とラバーの加硫接着品・精密成形品温度反応・紫外線反応ゴムらを出展した。
高耐熱FFKMは、国内市場を握る「パーフロ」「カルレッツ」に対するコスト優位性がミソ。 ◎ウオーキングDAY/みらい快適生活研究所
医療介護用寝具の開発・製造を(財)浜松科学技術研究振興会・浜松医科大などと産学連携で行うのが同社。新たに協同開発したウオーターセル内蔵のイン ソール「足すっきりインソール」と、薄型・軽量が特長のウオーターマット「らくらく朝快適マット」を出品した。
インソールは、静岡大の森田信義名誉教授と浜松医大のリハビリ部の美津島准教授の研究をもとに商品開発し、国内特許を取得。パンプス装用時でも薄いためフィッティングを阻害しにくく、着地衝撃をソフトに吸収、足の血行を保つ。
客室乗務員向けや東急ハンズらの販路を予定。接客販売業に従事する女性や同乗務員、看護士など立ち仕事の機会の多い女性を対象に、足のむくみや血行障害を緩和する機能を訴求する。
◎シーク建築研究所
鹿島建設の技師OBが設立した会社。低コストで木造住宅耐震を可能にする外部耐震補強工法「耐震ポール」を出展。公的機関の技術コンペで「優れた技法」として優秀賞を獲得。現在、静岡中心に430棟の施工実績を有す。
施工コストは「床面積100㎡の住宅で3、400万円程度。

オンリーワン技術提案・創出の場に
全てゴム板切削加工で可能(木本ゴム工業)
床ずれ防止の実績から生まれたウオーターセルインソール(ウオーキングDAY)
廉価に可能な木造住宅耐震補強(シーク建築研究所)

 

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