住友ゴム スロベニアで起工式 

2018年05月18日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は5月18日、スロベニア共和国・ロガテツ市のスロベニア工場建設予定地で5月17日に起工式を実施したと発表した。

 同社はスロベニアに医療用精密ゴム部品工場を新設することを2017年8月に発表している。

 起工式には、スロベニアのミロ・ツェラル首相、ズドラウコ・ポチヴァルシェク経済産業大臣、ベルト・メナルド ロガテツ市長ら政府関係者、同社の池田社長、ロンストロフ・メディカル・エラストマー・ディー・オー・オー社のピーター・ウェーバーCOOなど、約30人が出席した。

 ツェラル首相は「高い技術を持った工場の進出は、経済発展、生活の質向上に貢献してくれるものであり感謝する。事業の成功に期待している」と述べた。

 同社は2015年1月に、欧州の大手製薬メーカー向けを中心に、医療用精密ゴム部品を製造・販売するスイスのロンストロフ社を買収し、事業を拡大してきた。

 新工場は約3万平米の敷地に約3400万ユーロ(約44億円)を投じて建設され、生産能力は420t/月となる計画で、2019年4月の生産開始を目指している。

スロベニア工場の新設により、欧州における医療用精密ゴム部品の生産能力は2016年比で約3倍となる見通しとなっている。

 

 

 

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