フコク 18年3月期 売上増も減益 リコールの損失響く

2018年05月16日

ゴムタイムス社

 フコクの2018年3月期連結決算は、売上高が752億2400万円で前期比6・5%増、営業利益は28億2300万円で同8・9%減、経常利益は27億6000万円で同18・0%減、当期純損失が2億4300万円(前期は21億3700万円の純利益)となった。

 損益面では、営業利益は中期の構造改革に伴うコスト増やタイにおけるホース事業の負荷等によって減少した。

 純損失については、連結子会社である東京ゴム製作所が、主要得意先であるいすゞ自動車の自動変速機用オイルホースの不具合に関するリコールを受け、いすゞ自動車との合意事項等に基づき製品保証関連費用として17億6100万円を計上しており、このリコール関連損失や固定資産の減損損失を計上したことにより生じた。

 分野別では、機能品事業は、国内外における受注が概ね堅調に推移し、売上高が337億9800万円で同3・9%増となった。セグメント利益は、輸出事業に対する為替のインパクトや中期の構造改革に伴う負担等により25億4400万円で同7・0%減となった。

 防振事業は、一部の子会社が中国での韓国バッシングの影響を被ったものの、受注状況は総じて好調を維持し、売上高が282億4400万円で同10・1%増となった。セグメント利益は、中国での減収の影響や中期の構造改革に伴う負担等により27億5900万円で同7・8%減となった。

 金属加工事業は、主に国内のトラックと小型建機関連の受注が堅調に推移し、売上高が68億6200万円で同5・9%増、セグメント利益は1億800万円で同338・0%増となった。

 ホース事業は、国内外における受注が概ね堅調に推移し、売上高が34億7700万円で同4・6%増となった。損益面では、タイの事業が改善の途上にあることや、国内のリコール対応による負荷等もあり、2億7600万円の損失(前期は3億5400万円の損失)となった。

 新事業は、OA関連分野等の受注の堅調により、売上高が34億9500万円で同5・2%増となった。セグメント利益は、開発や試作のコストが増加し、2億5100万円で同25・1%減となった。

 19年3月期通期の連結業績予想は、売上高が770億円で前期比2・4%増、営業利益は32億円で同13・3%増、経常利益は34億円で同23・1%増、当期純利益は24億円(前期は2億4300万円の損失)を見込んでいる。

フコク2018年3月期連結決算

 

 

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