日本バルカーの18年3月期 増収で営業益は3割増

2018年05月10日

ゴムタイムス社

 日本バルカー工業の2018年3月期連結決算は、売上高は475億9200万円で前期比9・1%増、営業利益は53億7400万円で同32・2%増、経常利益は54億6600万円で同39・1%増、当期純利益は38億3300万円で同63・2%増となった。

 シール製品事業については、先端産業市場に向けた販売の伸長に加え、機器市場やプラント市場に向けた収益拡大策の効果等により、売上高は324億2500万円で同13・3%増、セグメント利益は47億4100万円で同63・2%増となった。

 機能樹脂製品事業は、サプライチェーン整備の効果等で機器市場・プラント市場に向けた販売が拡大した。これにより、売上高は124億4600万円で同7・8%増となったが、原材料価格の上昇による影響やM&Aによるのれん償却の計上を反映し、セグメント利益は4億9200万円で同36・9%減。

 その他事業では、前年同期におけるシリコンウエハーリサイクルの特殊案件の寄与が影響した。この結果、売上高は27億2000万円で同21・6%減、セグメント利益は1億4000万円で同63・1%減だった。

 2019年3月期の通期連結業績予想は、売上高が497億円で前期比4・4%増、営業利益は57億円で同6・1%増、経常利益は57億円で同4・3%増、当期純利益は40億円で同4・4%増を見込んでいる。

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