18年1~3月の自動車タイヤ 生産・国内出荷がプラス

2018年05月09日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)がまとめた1~3月の自動車タイヤ・チューブ生産・出荷・在庫実績によると、生産は3614万7000本で前年同期比1・8%増、国内出荷は2534万8000本で同1・8%増、輸出出荷は1062万4000本で同2・3%減となった。

 四半期で生産がプラスになるのは2四半期連続、国内出荷がプラスになったのは2017年7~9月期以来、2四半期ぶりとなる。

 1~3月のタイヤの販売が、前年同期と比べ新車用でマイナス、市販用でプラスとなる中、生産と国内出荷はともにプラスとなった。輸出出荷は振るわない状況が続いている。

 品種別生産は、トラック・バス用が258万2000本で同2・6%増、小型トラック用は520万5000本で同2・5%増、乗用車用は2720万8000本で同1・9%増、建設車両用は11万5000本で同6・5%増、産業車両用は9万6000本で同4・3%増、その他(農業機械用、二輪自動車用、運搬車用、フラップ・リムバンド)は94万1000本で同6・8%減となり、その他だけがマイナスとなった。

 トラック・バス用は、小口の宅配貨物が多い状態が続いていることや、国内の団体旅行が好調なことなどから、プラスを維持した。建設車両用は建設機械の出荷額が伸びていることでプラスとなった。

 

2018年1-3月の自動車タイヤ・チューブ生産、出荷、在庫実績

 

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