合成ゴム特集 デンカ CRの能増検討を開始 スペシャリティー化を推進

2018年04月13日

ゴムタイムス社

 デンカは今年度からスタートする新経営計画「Denka Value―Up」で成長戦略の一つである「基盤事業のスペシャリティー化」に基づく、スペシャリティー製品の拡充とソリューションビジネスの強化を図る。

石塚賢二郎エラストマー部長(デンカエラストマー・機能樹脂部門 エラストマー部)

石塚賢二郎エラストマー部長(デンカエラストマー・機能樹脂部門 エラストマー部)

 エラストマー部ではスペシャリティー化の一環として、工業用ゴム製品の製造・加工・販売会社「シー・アール・ケイ(CRK)」を本年2月に完全子会社化し、デンカの素材開発とCRKの製品開発のシナジー効果を高め、スペシャリティー化を加速していく方針だ。

 同部が事業展開する合成ゴムCR(クロロプレンゴム)「デンカクロロプレン®」のアセチレン法による青海工場(年産10万t)の国内需要は安定推移、需要の8割を占める輸出がインド、アジア、中国などの市場では自動車用ゴム部品をはじめ資源開発関連での建機用高圧ホース、コンベヤベルト、農機用ベルト、接着剤需要が活発だ。

 競合メーカーである中国山

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