合成ゴム特集 宇部興産 マレーシア工場がフル稼働 能増後、第5拠点の建設視野に

2018年04月13日

ゴムタイムス社

 宇部興産の合成ゴム事業部が製造、販売するBR(ブタジエンラバー)は、旺盛なタイヤ需要に支えられ、世界4拠点ともに販売数量が好調に伸びている。

 マレーシアの合弁会社「LUSR」(年産5万t)は、タイの「TSL」からアジアや他の国に出荷していた製品のマレーシア工場への置き代えも含め、タイヤメーカーの承認もほぼ得ており、この1~3月期にはフル生産になるという。

 同社ではマレーシア工場の2万2000t能増について「2018年度中に意思決定できるよう、現在、着々と準備を進めている」(森滋化学カンパニー合成ゴム事業部長)とし、2020年度後半の稼働を目指す方針だ。

 国内販売はタイヤ向けの共同開発製品や建設機械タイヤの需要が堅調に推移しており、大型の特殊タイヤ、TB用トラックタイヤの需要が旺盛だ。千葉工場(年産12万6000t)でのフル稼働が続いている。

 中国市場では、タイヤの

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