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自動車ゴム部品の4~12月 全社増収も利益は明暗

2018年03月15日

ゴムタイムス社

 自動車用ゴム部品メーカー5社の4~12月期セグメント別売上高は、国内の自動車生産は新型車投入効果により前年同期を上回るペースで推移したことや、海外も中国やタイなどのアジアは好調、北米や欧州も順調な生産となったことで、全社が増収となった。

 セグメント利益については、増販効果や為替の影響などにより、NOK、フコクの2社が増益となったものの、製品構成の悪化や固定費の増加、原材料価格の上昇などにより、豊田合成、住友理工、西川ゴムの3社は減益となり、明暗が分かれた。

2018年3月期第3四半期 自動車部品売上高

◆豊田合成
 豊田合成の自動車部品事業は主に国内外での販売の増加や為替の影響などにより、売上高は5801億円で同7・6%増となった。
 利益については、増販効果や合理化にグループを挙げて取り組んだものの、製品構成の悪化と固定費の増加などにより、265億円で同17・5%減となった。

◆NOK
 NOKの自動車用を含むシール事業の売上高は、2516億8800万円で同10・0%増、営業利益は増収により307億5000万円で同15・4%増となった。
 自動車向けについては、国内での需要が好調に推移するとともに、中国での日系車の好調を受けて販売が増加した。

◆住友理工
 住友理工の自動車用部品の売上高は2895億円で同9・6%増、事業利益は59億円で同32・2%減となった。
 自動車業界に関しては、米国ではピックアップトラックなど大型車は好調だったが、セダン、小型車を中心に新車販売が減少した。中国では、小型車減税の減税幅の縮小に伴う影響で市場拡大のペースは鈍化した。

 また、欧州では内需を中心とした緩やかな景気回復を背景に、新車市場も堅調に回復した。国内では軽自動車を含む新型車の販売が好調だった。
 利益については、北米市場の新車販売の減少に伴う販売数量減や北米・アジアなどでの新規品立ち上げコストの増加及び原材料価格上昇などが響き減収となった。

◆西川ゴム
 西川ゴム工業の自動車部品の売上高は、679億3800万円で同11・8%増、54億6000万円で同5・6%減となった。軽自動車を含む新型車効果により自動車の生産台数が前年同期比で増加したことが増収につながった。

◆フコク
 自動車部品が主体のフコクの売上高は561億200万円で前年同期比7・7%増、営業利益22億3400万円で同7・5%増となった。
 売上高については、国内外の受注が概ね堅調に推移していることから、同社が質・量とも世界NO1のシェアをを誇るワイパーブレードラバーやシール製品、防振製品、ホース製品などは好調を維持した。

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