18年1月のゴムベルト生産実績 合計は5%減

2018年03月07日

ゴムタイムス社

 日本ベルト工業会がまとめた1月のゴムベルト生産実績によると、生産量は合計で1877tで前年同月比5%減となり、前月の増加から減少に転じた。うち内需は1399tで同9%減で6ヵ月ぶりに減少に転じ、輸出は478tで同10%増となり2ヵ月連続で増加した。

 品種別のコンベヤベルトは994tで同7%減となり、前月の増加から減少に転じた。内訳は、内需は同18%減で2ヵ月連続で減少し、輸出は同21%増で2ヵ月連続で増加した。。

 国内コンベヤの主な需要先である鉄鋼やセメントなどの需要動向を見ると、1月の粗鋼生産は前年同月比0・3%増で3ヵ月連続の増加。セメント生産は同4・0%減で2ヵ月連続の減少、紙・板紙生産は同0・8%減と6ヵ月ぶりに前年同月を下回った。

 輸出に関しては、輸出額で上位の豪州は、資源価格の持ち直しにより資源需要が最悪期を脱したとの見方が出ている。こうしたことが2桁増につながったと見られる。

 伝動ベルトは883tで同3%減となり、4ヵ月ぶりに減少に転じた。内需は同1%減、輸出は同15%減で2ヵ月連続で減少した。内訳はV・ファンベルトが同4%減、歯付ベルトは同6%増、その他ベルトは同11%減。

 伝動ベルトの主要需要先である自動車

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