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横浜ゴム 新中計「GD2020」を策定 売上収益7千億、営業利益700億目指す

2018年02月20日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは2月19日、2020年度までの新中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」を公表した。

 新中計の位置づけには、「同社独自の強みを再定義し、独自路線を強めた成長戦略を通じて経営基盤を強化する」ことを採用。
タイヤ消費財事業では「プレミアムタイヤ市場における存在感の更なる向上」、タイヤ生産財事業では「オフハイウェイタイヤを成長ドライバーとして次の100年の収益の柱へ」、MB事業では「得意分野への資源集中」を成長戦略として掲げる。

 数値目標としては、2020年度には売上収益7000億円、営業利益700億円を目指す。

 経営基盤の強化策として、有利子負債削減や資産圧縮などによる財務体質強化、企業風土の変革、リスクマネジメント強化といった施策も進める。
 会見で山石昌孝社長は、2006年度からスタートした中計「GD100」について、売上高は4519億円から6680億円に、営業利益は219億円から519億円に増加しただけでなく、この間にグローバル化も進め、海外売上高比率は23%から56%となったことを説明し「GD100の12年間でグローバル展開を推進し、ATG、愛知タイヤ工業の買収で事業ポートフォリオも強化し、直実に成長してきた」と総括した。

 タイヤ消費財の成長戦略については、プレミアムタイヤ市場における存在感の更なる向上をテーマに、技術と品質で選ばれるタイヤメーカーを目指すプレミアムカー戦略、国内、欧州、ロシア・北欧向けウィンタータイヤで性能1位を目指すウィンタータイヤ戦略、レースやクラシックカーなどあらゆる自動車趣味に対応する商品ラインナップ拡充を図るホビータイヤ戦略、顧客とのコミュニケーションを活性化の4つの戦略を推進していく。

 タイヤ生産財事業の成長戦略では、オフハイウェイタイヤを成長ドライバーとした事業拡大と、北米事業基盤を活かしたトラック・バス用タイヤの拡販に取り組む。
 オフハイウェイタイヤでは、・ATGの農業機械用、林業機械用タイヤ、愛知タイヤ工業の産業車両用タイヤ、横浜ゴムの建設車両用タイヤを最大限に活用し、事業ポートフォリオの更なる拡充を図り、現在18%のタイヤ生産財の構成比を2020年には27%に引き上げる。

 トラック・バス用タイヤでは、米国ミシシッピ州に建設した最新鋭の設備を持つトラック・バス用タイヤ工場の高い品質と柔軟な供給体制を強みに、世界最大級の北米市場での拡販を図る。また、独自技術スパイラループを採用した超偏平シングルタイヤを積極的に展開していく。

 MB事業では、得意分野への資源集中をテーマに掲げ、自動車部品ビジネスの拡大と海洋事業での確固たる世界1位を目指す。自動車部品ビジネスでは、自動車用ホース配管や接着剤などのグローバル展開をさらに加速する。海洋事業では、日本、インドネシア、イタリアの3拠点生産体制を最大限に活用し、世界的に高評価を得ているマリンホースや空気式防舷材などを拡販する。また、独自技術による商品開発を更に推進する。

GD2020を説明する山石昌孝社長

GD2020を説明する山石昌孝社長

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