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オカモト決算 4~12月期 増収も営業減益に

2018年02月16日

ゴムタイムス社


 オカモトの2018年3月期第3四半期連結決算は、売上高が673億300万円で前年同期比2・4%増、営業利益は82億6000万円で同6・0%減、経常利益は91億4700万円で同0・4%増、四半期純利益は70億8400万円で同6・7%増となった。

 産業用製品のうち、一般用フィルムは市況低迷により売上減。工業用フィルムは海外向けステッカー用を中心に堅調に推移し売上増。建材フィルムは、中国向け車輌加飾シート関連が販売増となったが、鋼板用PVCは顧客の在庫調整の影響もあり売上減となった。

 多層フィルムは車輌関連向けと食品包装向けが堅調に推移し売上微増。農業用フィルムは露地トンネル向けの需要が増加し売上増となった。

 壁紙は住宅着工件数が伸び悩むなか、新規採用が好調で売上微増。自動車内装材は北米市場は落ち着いたが、中国市場が引き続き好調で売上横這いとなった。

 フレキシブルコンテナは、ワンウェイ用の需要が減少し売上減。粘着テープは、ホームセンターなどの小売店向けの販売が低調。工業テープは、スマートフォン関連と車輌関連向けが堅調に推移した。

 食品衛生関連商品は、業務用ラップの新規採用の増加により売上微増。食品用脱水・吸水シートであるピチット製品は、外食産業向け需要が増加した。

 なお、理研コランダムを連結範囲に含めたことに伴い、研磨布紙他が新たに加わっている。

 以上により、産業用製品の売上高は430億8400万円で同5・0%増、セグメント利益は44億6700万円で同12・5%減となった。

 生活用品については、コンドームは引き続きオカモトゼロワンシリーズとその他薄物製品が堅調に推移し売上微増。浣腸は市場が縮小傾向にあるものの、積極的に販促活動を行い売上横這いとなった。

 除湿剤は市場での海外生産の安価品の台頭により売上減。カイロは価格競争による安価品の台頭で売上減となった。

 手袋は炊事用・工業用は堅調に推移したもののその他の用途が苦戦し売上減。メディカル製品のうち滅菌器は、受注が好調で売上微増となった。

 雨衣・ブーツは、第2四半期までの降雨不足による落ち込みをカバーできず売上減。シューズは早期の寒波・降雪の影響を受け、秋物カジュアル商品が販売不振で売上減となった。

 これらの結果、生活用品の売上高は239億8100万円で同2・4%減、セグメント利益は49億5800万円で同2・7%増となった。

 物流受託・太陽光発電・不動産賃貸業から成るその他事業の売上高(振替前)は27億4400万円で同2・7%増、セグメント利益は1億9200万円で同37・4%増)となった。

 通期の連結業績予想については、自動車内装材やコンドームなどが引き続き堅調に推移したことで、第2四半期に各利益項目を上方修正した数値を、今回は売上高を含めて上方修正した。

 売上高は885億円で前期比2・2%増、営業利益は90億円で同13・7%減、経常利益は98億円で同8・7%減、当期純利益は60億円で同24・6%減を見込んでいる。

 なお、理研コランダムが連結子会社となったことにより、同社の下期業績が含まれている。