17年1~12月のゴムライニング 化学工業用堅調で2年連続の増加

2018年02月13日

ゴムタイムス社

 日本ゴム工業会統計委員会(ライニング製品関係5社)がまとめた17年年間のゴムライニング生産統計によると、ゴムライニングの生産量は487・8tで前年比8・1%増となり、前年の8%増に続いて2年連続の増加となった。

 用途別に17年を振り返ると、鉄鋼用や食品工業用がマイナスとなったものの、主力の化学工業用が堅調な伸びを示したことや、水処理装置や電力、鉱山・非鉄金属用などもプラスとなった。また、輸出が大きく回復したことから、前年実績を上回った。

 用途別では、構成比の3割を占める化学工業用が166・8tで同6・3%増。内訳はソーダ工業が91・9tで同0・3%増、紙パルプを含むその他が75・0tで同14・8%増となった。

 鉄鋼用は24・8tで同5・2%減、タンク車やタンクローリー、船内配管などの車両・船舶用は36・0tで同11・4%増、食品工業用は6・4tで同18・1%減、鉱山・非鉄金属用は

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