三井化学 モビリティ事業を拡大

2017年11月16日

ゴムタイムス社

 自動車の音響対策に新提案

 三井化学は11月15日、本社で経営概況説明会を開催し、淡輪敏社長が17年度決算見通し及び今年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画(17~19年度)での対処すべき経営課題を明らかにした。

 18年3月期上期実績は営業利益482億円、経常利益499億円、当期純利益382億円となり、これを受けて通期の営業利益目標を1000億円から1030億円に上方修正した。売上高は1兆3000億円を見込んでいる。

 足元、モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージング(F&P)いずれも販売数量が伸びており、3分野ともに営業利益は16年度を上回る見通し。基盤素材事業は大規模定修を終え、下期フル生産体制へ移行するが、スプレッドが若干落ちていることで営業利益は前期に比べマイナスを見込むものの、300億円台をキープするとしている。

 淡輪社長は対処すべき課題として、成長3領域(モビリティ、ヘルスケア、F&P)の拡大・成長、次世代新事業の育成、新製品創出の加速、基盤素材事業のさらなる競争力強化を挙げた。

 エラストマー、機能性ポリマー、機能性コンパウンド、エンプラで事業展開するモビリティ分野では、自動車の電装化、軽量化、効率化、意匠性などモビリティの変化に貢献する素材開発や

 

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