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ショーワグローブ 耐切創手袋「S―TEX581」新発売

2017年11月07日

ゴムタイムス社


 ショーワグローブは11月2日、耐切創レベル5を実現しながら細やかな作業も可能にした産業用手袋「S―TEX(エス・テックス)581」を2018年1月9日に発売すると発表した。

 エス・テックス581は、建材・自動車関連業、機械加工業などに従事する作業者が切創事故の危険を伴うシチュエーションにおいて、手を保護するために装着する手袋。薄くてしなやかに手にフィットすることから、細かな作業も可能だ。このため、ステンレスやガラスなどの運搬・加工、機械の組み立て・組み付け作業といった、安全性・耐久性とともに作業性が求められる現場で大いに力を発揮する。

 安全性では、同社独自の「HAGANECoil(ハガネコイル)」テクノロジーを採用し、耐切創レベル5を実現した。「HAGANECoil」とは、ステンレスワイヤー糸と様々な種類の繊維を組み合わせることにより、耐切創強度を保ちながら、さまざまな機能性を付加できる繊維(混合糸)。この繊維がゴワつきを抑え、手にフィット。繊細な指先感覚を実現している。

 耐久性では、手のひらの部分にニトリルゴムの発泡樹脂をコーティング。これにより油に強く、摩耗強度に優れており、耐摩耗強度はレベル4となっている。

 また、作業性ではニトリルゴムの発泡樹脂コーティングにさらに同社独自のプレス加工「S―press仕上げ」を施すことで、やわらかなフィット感と高いスベリ止め効果を実現した。

 これらの特長に加えて、ガラスやステンレス、アルミなどの対象物に手袋の跡がつきにくいこと(社内試験に基づく目視確認の結果)、発泡樹脂コーティングで手のひらの部分に透湿性をもたせたことでムレが軽減されたこと(社内試験の結果)など、作業をより快適に行えるように工夫した。

 これまで、切創事故のリスクが高い現場では、安全性を確保しようとすると手袋の厚みや硬さが増してしまうため細かい作業が行いにくくなっていた。このため、耐久性・安全性を犠牲にしてでも作業性を追求するか、あるいは耐久性・安全性を得るため、作業性を犠牲にするのか、ユーザーは選択に迫られていた。

 同社では、耐久性・安全性と作業性を両立できる製品を提供したいという思いからエス・テックス581の開発に着手。独自技術を結集して製品化に成功した。