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東海カーボン決算 1~9月期 営業利益は大幅増

2017年11月02日

ゴムタイムス社


 東海カーボンの2017年12月期第3四半期連結決算は、売上高が750億6700万円で前年同期比13・1%増、営業利益は75億7000万円(前年同期は4億7000万円)、経常利益は87億9500万円(同5億2200万円)、四半期純利益は85億700万円(前年同期は53億7700万円の純損失)となった。

 カーボンブラック事業部門では、対面業界であるタイヤ業界・自動車業界ともに堅調に推移したことで販売量が増加した。また、原料油価格変動分の価格改定の実施や、海外子会社の売上増とコスト削減などにより、同事業部門の売上高は353億6200万円で同27・2%増、営業利益は53億900万円で同61・7%増の増収増益となった。

 黒鉛電極事業は構造的な需給不均衡により、販売価格が下落し売上高は減少した。一方で、販売数量自体は堅調に推移し、コスト削減効果が現出したことなどから前年同期比で増益となった。

 この結果、同事業部門の売上高は149億400万円で同4・7%減、営業利益は6億4400万円(前年同期は8億2700万円の営業損失)となった。

 ファインカーボン事業部門では、一般産業用市場が堅調に推移、太陽電池・半導体市場も好調を維持しており、黒鉛素材、CVD/CC製品の需要が増加している。

 需給バランスはタイトになっており、昨年実施の合理化に加え、値上げ効果などにより、同事業部門の売上高は前年同期比8・3%増の106億2700万円、営業利益は9億7500万円(前年同期は15億6100万円の営業損失)の増収増益となった。

 工業炉及び関連製品事業部門では、工業炉の売上高は中国の電子部品業界向けが増加したため、前年同期比増収となった。発熱体その他製品の売上高は中国の電力インフラ向けが減少したものの、電子部品業界向けの需要が堅調に推移したため前年同期並みとなった。

 営業利益については、工業炉の体質改善並びに中国子会社の収益改善等が寄与し前年同期比増益となった。この結果、同事業部門の売上高は3億6500万円で同8・0%増、営業利益は8億1800万円で同84・7%増となった。

 その他事業部門では、摩擦材の売上高は対面業界の建設機械・工作機械が中国市場の好調な需要により増産していることで伸長した。農業機械向けは北米向けトラクターが増産となり伸長した。この結果、摩擦材の売上高は63億3900万円で同12・4%増となった。

 リチウムイオン二次電池用負極材の売上高は、客先の生産調整の影響もあり32億8100万円で同0・4%減。不動産賃貸等その他の売上高は、1億8600万円で同36・6%増となった。

 以上により、同事業部門の売上高は98億700万円で同8・1%増、営業利益は6億2500万円で同51・0%増となった。

 通期の連結業績予想は、第2四半期に上方修正した公表値から再度上方修正され、売上高が1000億円で前期比12・9%増(前回公表値比で20億円増)、営業利益は105億円で同827・9%(同20億円増)、経常利益が120億円で同604・9%増(同23億円増)、純利益は108億円(同17億円増)を見込んでいる。

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