ゴム商社特集 緊急アンケート 人材採用・確保の取り組み状況

2017年11月16日

ゴムタイムス社

 日本では人手不足が深刻化しており、中小企業基盤整備機構による調査で、実に7割以上の中小企業が人手不足を感じていることが明らかになっている。

 ゴム関連企業に限っても、日本ゴム工業会が会員の中小企業を対象に実施した景況調査で、7~9月実績、10~12月見通しのいずれも、「不足」が「不変」を上回っており、人手不足が大きな問題になっていることが判明した。

 そこで、弊紙ではゴム商社各社に「人材採用・確保の取り組み状況」と題して緊急アンケートを実施した。

 その結果、人手不足感についての設問に関する回答では「やや不足」が57%を占め、「かなり不足」の17%を合わせると、7割以上が不足感を持っていることが分かった。

 これは、中小基盤整備機構の調査結果と一致しており、業界・業種を問わず、日本の中小企業全体が抱える問題であることが改めて示された。

 また、採用活動の3年前との比較に関しては、「やや厳しくなってきた」が52%で最も多く、「非常に厳しくなってきた」の30%と併せると、実に8割以上の企業が、3年前に比べて採用活動が困難になっていると感じていることが明らかになった。

 募集・採用ルートについての質問(複数回答)に対しては、「ハローワーク」が最も多く、次いで「人材サービス会社」だった。

 ただ、「webの求人媒体」が3番目に多く、「自社ホームページ」も「再就職支援会社」「紙の求人媒体」とほぼ同程度の回答数字になっており、インターネットを利用しての採用活動も盛んに行われるようになっていることが判明した。

 また「知人・友人からの紹介」が4番目に多く、採用活動が厳しくなる中で、多様なチャネルを活用していることも示された。

 中途採用を行う背景(複数回答)に関する設問では、

全文:約1165文字

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