日本バルカー決算 4~9月期 収益ともに2ケタ増加

2017年10月25日

ゴムタイムス社

 日本バルカー工業の2018年3月期第2四半期連結決算は、売上高が232億7800万円で前年同期比10・2%増、営業利益が27億3900万円で同44・1%増、経常利益が27億8900万円で同65・5%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が18億9900万円で同121・4%増となった。

 シール製品事業については、先端産業市場に向けた販売の伸長に加え、機器市場やプラント市場に対する収益拡大策の効果などにより、売上高は158億3000万円で同13・3%増、セグメント利益は24億1500万円で同73・1%増となった。

 機能樹脂製品事業については、機器市場・プラント市場で販売を拡大した。この結果、売上高は60億5400万円で同10・8%増となったものの、原料価格上昇やのれん償却の計上等により、セグメント利益は1億8500万円で同44・6%減となった。

 その他事業については、前年同期に寄与したシリコンウエハーリサイクルの特殊案件の剥落が影響し、売上高は13億9400万円で同17・3%減、セグメント利益は1億3800万円で同19・0%減となった。

 通期の連結業績予想は、直近の数値からの修正はなく、売上高が460億円で前期比5・4%増、営業利益が50億円で同23・0%増、経常利益が50億円で同27・3%増、親会社株主に帰属する純利益が30億円で同27・8%増を見込んでいる。

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