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三菱ケミカル イタリアの自動車部品会社に出資

2017年10月16日

ゴムタイムス社


 三菱ケミカルは10月16日、欧米市場で炭素繊維事業を拡大するため、イタリアの炭素繊維強化プラスチック(CFRP)自動車部品製造販売会社のC・P・C・SRL(本社:イタリア・モデナ市、CPC社)に出資することを決定したと発表した。

 同社の100%子会社であるミツビシ・ケミカル・カーボン・ファイバー・アンド・コンポジットGmbH(本社:ドイツ・デュッセルドルフ市)が、CPC社の創業者から同社株式の44%を取得した。

 世界の自動車市場では、燃費規制やCO2排出規制の強化を背景に車体軽量化への関心が高まっており、軽さと高い強度を併せ持つCFRPの自動車部材を本格的に採用する動きが加速している。

 このような状況の中、炭素繊維事業について、同社は最終部品に加工する前の炭素繊維に樹脂を含浸させた中間基材の強化を掲げ、今後成長の拡大が見込まれる自動車・風車・圧力容器の産業分野に注力している。

 特に、最大の成長が見込まれる自動車用途では、部材の設計から生産までのバリューチェーンで、最適なソリューションを提供する炭素繊維複合材料メーカーのトップポジションを構築するため、事業展開を図っている。

 CPC社は自動車部材の設計技術に加え、炭素繊維複合材料の成形技術、アルミ鋳造部品や炭素繊維複合材部品の金型を設計・製造する技術・ノウハウも持つ自動車部品製造販売会社である。また、世界最大規模の複合材料専用プレス設備を保有しており、大型部材を開発・成形することが可能だ。

 三菱ケミカルはCPC社が持つ部材設計力や成形技術力、開発提案力、欧米自動車メーカーへの商流などを活用することで、同社のSMCやPCMプリプレグという炭素繊維複合材料の自動車部材への採用を、さらに加速させることが可能になる見ている。同社では今後、CPC社への追加出資も検討していく方針だ。

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