ブリヂストン 中国で油圧ホースを生産

2011年06月06日

ゴムタイムス社

㈱ブリヂストンは6月1日、油圧ホース用口金具の製造および油圧ホースの加締加工(アセンブリ)を行う常州普利司通流体技術有限公司(CBF)に、 油圧ホース本体の生産工場を新たに建設すると発表した。旺盛な油圧ホースの交換需要に対応するためで、約46億円を投資、月産43万㍍の生産能力で 2012年10月から生産開始を目指す。 中国市場は、中長期的な建設機械需要および油圧ホースの交換需要の増加が見込まれている。同社グループでは、こうした旺盛な需要に対応するため、油圧ホース本体(ホース部分)の生産についても現地化を検討してきたが、中国当局より認可を受け、生産を正式に決定した。 中国での油圧ショベル、建設用クレーンなどの建設機械需要は2009年のリーマンショックで一時落ち込んだが、その後急激に回復し2011年以降も旺盛な 需要が見込まれている。日系、中国メーカーのOE需要が高まるだけでなく、取替え用の補修市場での販売も大きく伸びている。 油圧ホース用口金具の製造、アセンブリ会社であるCBFに約46億円を投資して月産43万㍍の新工場を建設する。工場所在地は中国・江蘇省常州市(上海の西、約160km)、敷地面積は約7万平方㍍で、生産開始は2012年10月を予定。 ブリヂストングループは、中長期的に成長が見込まれる中国市場への供給能力を強化するとともに、市場のニーズに対して、より迅速に高品質な製品を提供する体制を構築していく。 なお、横浜ゴムも中国杭州市の経済開発区に油圧用高圧ホースの専門工場を建設することを既に発表している。ゴム混合から加硫までの一貫工場で、中圧から超高圧ホースを生産する。本年末に着工、2013年1月から月産40万㍍で操業開始する。投資額は30億円。

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