神島化学の5~7月期 建材不調で減収減益

2017年09月13日

ゴムタイムス社

 神島化学工業の2018年4月期第1四半期連結決算は、売上高が52億8400万円で前年同四半期比0・2%減となった。損益面では、減価償却費の固定費負担の増加などにより、営業利益は2億7300万円で同9・4%減、経常利益は2億5700万円で同11・4%減、四半期純利益は1億7700万円で同11・7%減となった。

 建材事業は住宅分野で高級軒天井ボードが好調に推移したが、前事業年度末の詫間工場内の設備火災による一時的な影響、非住宅分野の一部の伸び悩みにより、売上高は35億8900万円で同4・7%減となった。またセグメント利益も減収の影響や固定費負担の増加などにより、800万円で同92・2%減となった。

 化成品事業では、米国向けのマグネシウム製品の拡販により、売上高は16億9400万円で同10・9%増となった。セグメント利益も、前期に稼働した増産設備の減価償却費の固定費の増加があったものの、増収効果やコスト削減効果などにより、4億400万円で同19・8%の増益となった。

 通期の連結業績予想は前回公表から変更なく、売上高が233億円で前期比3・0%増、営業利益が15億8000万円で同10・2%増、経常利益が15億円で同11・2%増、純利益が11億円で同4・7%増を見込んでいる。

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