【現場力】TPMカンパニー 郡山知朗代表社員

2017年11月17日

ゴムタイムス社

 

 TR工法でコスト削減へ 試作・小ロットに対応強化

 TPMカンパニー(埼玉県川口市、郡山知朗代表社員)は、昨年10月に設立、12月から営業を開始した。半年ほどが経過した同社の現状や今後などについて、郡山代表に聞いた。

 ―設立の経緯は。

 市内にあるゴム量産メーカーのTR工法の簡易型部門と成型技術部門にいた4人が独立した。それに出資者でもある税理士と社会労務士の2人が加わり、現在、社員数は6人となっている。

 ―TR工法とは。

 金型の代わりにプラスチックや軽金属を使って成形するものだ。これまで切削加工やシリコーンなどの注型でできないものは、金型を作っていた。しかし、それではコストがかかってしまう。そのコストを下げることができるのが特徴だ。

 型作りも成形も社内で行うので、そこでもコストを下げることができる。加えて、加工のしやすさ、削りやすさもあり、製品によっては金型に比べ5~7割ぐらい安く作ることができる。

郡山代表

郡山代表

 ―具体的には。

 金属では100万円ぐらい、納期も1ヵ月以上かかるのに対

 

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