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【コラム連載シリーズ】私とゴムの履歴書 戦後から現在まで【13】~右川ゴム三代目の時代~ 右川清夫氏

2017年09月22日

ゴムタイムス社

~右川ゴム三代目の時代~

 右川ゴムの戦後の歴史は常に人、物、金の問題で悩まされました。

■社長の役割

 社長は人の問題では、ほぼ一人で対処していました。そのため、社員の採用を決断する、誰かが辞めれば、会社が悪いから人が辞めるのだと責められるのも社長です。穴の開いた職場に自ら入っていかなければ会社は回っていきません。売り上げも頭の痛いことばかり、自ら先頭に立って営業もやり、今のようにネットなどありませんから、御用聞きを一軒一軒顔出しする、商社の名簿を見ながら、端からアポイントを取って回ります。

 その傍ら未熟な社員が一人前の仕事ができるようにと、指導したり、資格を取らせたりしていきます。なかなか成果が上がらなくても辞められては困るので、フォローしながら育てますがようやく慣れてきたと思ったら、態度が大きくなり、辞められてしまうこともたびたびありました。それでも会社は継続していかなければいけませんので、難題に耐えて頑張ってまいりました。

 社長の仕事は意思決定の連続です。働けば働くほど意思決定する局面が増えていきます。私はそんな時、右川ゴムの後継者として父が選んだ19才で亡くなった弟・俊雄の座右の銘「自分に厳しく他人にやさしく」を思い出して自分を

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