【ゴム商社インタビュー】太田廣 太田直実社長

2017年11月01日

ゴムタイムス社

 北名古屋工場で提案強化 搬送ベルトの更なる販売促進へ

 昭和26年の創業以来続くお客様第一主義・ホスピタリティの考え方を貫き、産業用ゴム・プラスチック製品を得意とする総合商社の太田廣(愛知県名古屋市)の太田直実社長に、需要動向、今後の方向性、来期の事業展開などを尋ねた。

 ■事業内容について。

 弊社はバンドー化学様の中部地区代理店として、工業用ベルトの販売からスタートしました。その後ゴムホース、ゴム板、樹脂ホース等取扱い製品が多岐に広がりました。
国内拠点は本社含めて13拠点。東海地区においては、在庫№1を自負しています。

 海外では中国に拠点あり、日本国内で培った販売ノウハウを活かし、日本国内とはまた違ったビジネスを展開しています。

ベルト専門商社の強みを活かしていく太田廣

ベルト専門商社の強みを活かしていく太田廣

■最近の需要動向は。

 今までは在庫のベルト・ホースが伸びれば売上や利益も伸びてきましたが、時代の変化により、売上構造は大きく変化しています。つまり、既存製品の伸び率が鈍くなっているのが現状です。しかし、高機能製品や省エネなどの環境対策製品は引き続き伸びています。そのほか、今まで需要がなかった金属関連も増えています。

 弊社はリーマンショックの際に売り上げが落ちましたが、その後徐々に回復してきました。27年にはリーマンショック前の業績に戻ったため、以前より取り組んできた新分野にもより一層力を入れ挑戦をしています。売上構成はベルト・ホースが中心で、そのほか、工業用品やエンジニアプラスチックなどが占めています。既存事業のみでなく、幅広い分野に取り組んでいきたいと思っています。

 17年10月期の見通しは増収増益を見込んでいます。

昨年11月に稲沢工場を移転した北名古屋工場

昨年11月に稲沢工場を移転した北名古屋工場

■御社の強みについて

 弊社はまさにベルトで生まれ

全文:約1500文字

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