【企業紹介】ディーアイシーコベストロポリマー 堺達郎社長に聞く 意思決定の迅速化と自立化推進 

2017年09月04日

ゴムタイムス社

知識と技術の融和で新製品開発

 2015年にディーアイシーバイエルポリマー㈱から社名変更したディーアイシーコベストロポリマー㈱は、親会社のDIC社とコベストロ社との緊密な連携を強みにTPU市場の更なる拡大を図っている。同社の堺達郎社長に社名変更後の同社の事業方針及びTPU事業の課題について聞いた。

 社名変更後の現況について。

 堺達郎社長「親会社がバイエル社からコベストロ社に代わり、事業を素材化学に集中できるようになり、事業戦略での意思決定がスピーディとなった。この変更についてDIC社にもよくご理解いただき、良好なパートナーシップを維持していただいており、非常にスムーズな経営が行われている。また一方では、当社のプロパー社員が増えており、昨年7月からはプロパー社員を執行役員に任命するなど新会社の自立化を進めてきた」

 TPU製品の需要動向は。

 堺達郎社長「平均すると6~7%の伸びを見せており、ベルト、ホース・チューブなどのTPUにとっては基幹産業であるお客様の需要は底堅く右肩上がりで順調に伸びている」「販売量については順調に伸びてきているが、生産量については堺工場のデボトルで生産能力を上げているほか、生産効率のいい製品を増やしたりする努力をしているもののいずれ限界になるので、どこかの段階では設備投資を考えなければならないと思う」

堺達郎 社長

堺達郎 社長

 親会社のコベストロ社とのシナジー効果は。

 堺達郎社長「TPU自体は付加価値の高いスペシャリティ分野に入る。日本のTPU市場はアジア、アメリカ、ヨーロッパでの用途と異なり、それぞれの国で独自の用途がある。コベストロ社がイノベーションで新しい素材技術を開発し、我々も日本の市場で受け入れる素地があれば受け入れていきたい」

 TPUの事業課題について。 

 堺達郎社長「ユーザーが要求するハイスペック製品の品種拡大が課題だ。当社は反応とコンパウンドの

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