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【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情19 韓国 加藤進一

2017年09月07日

ゴムタイムス社

世界のゴム事情

 韓国には2大タイヤメーカー、ハンコックタイヤ、クムホタイヤがあります。また自動車会社は現代自動車と起亜自動車(現代自動車は起亜自動車の32%株主で、かなり部品の共通化がはかられ1グループ2社と考えられます)があり、よって自動車ゴム部品メーカーも数多くあります。韓国ゴム工業会には約100社のゴム関連会社がいて、80社近くがゴム成型メーカーです。ゴム産業の人数は約1万人と言われています。

 大手工業用ゴム部品メーカーにはHWA SEUNG R&A(ウェザーストリップ、ゴムホースメーカー)、DAE HEUNG INDUSTRIAL(防振ゴム、ホースメーカー)等があります。タイヤメーカーのハンコックは売上金額で2015年ランキング世界7位、クムホタイヤが14位です。ちなみに住友ゴム工業が世界6位、横浜ゴムが8位、東洋ゴム工業が13位ですから、そのぐらいの大きなタイヤメーカーが韓国にあります。

 当然ですが、韓国のゴム産業は靴の生産から始まり、その後現代自動車の成長とともに、韓国のゴム産業は発達してきました。いまはタイヤと自動車用ゴム部品がその主なゴム製品となっています。海外生産も多く、たとえばHWA SEUNG社は中国(北京)、米国、メキシコ、インド、トルコ、ブラジルにゴム工場があり、それはすべて現代自動車、起亜自動車の工場の近くにあります。日系自動車ゴム部品メーカーが多いタイ、インドネシアにはありません。

 韓国のゴム産業は、もちろん自国技術で発展してきていますが、どちらかというと、ヨーロッパを向いています。つまり現代自動車の輸出先の仕様をお手本にしています。現代自動車は日本ではほとんど売れていません。2016年

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