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ニュースの焦点 拡大するIRラテックス需要

2017年08月28日

ゴムタイムス社


 手術用手袋に使用されるIRラテックスの需要が拡大している。

 米国食品医薬品局(FDA)が昨年12月、医療用手袋に付いているコーンスターチなどのパウダーが安全性の面からリスク要因になりうるとして、パウダー付き医療用手袋の流通を差し止める措置を発表したためだ。

 米国の医療機関からパウダー付き手袋が完全に消えることになり、天然ゴムラテックスの代替材料であるIRラテックスがにわかに脚光を浴びることになった。

 手袋のパウダーは天然ラテックスゴム手袋の装着を容易にし、フィット感をよくする目的で使われている。

 しかし、天然ラテックス中のタンパク質が汗によって溶出し、皮膚から体内にアレルゲンとして侵入。パウダーに付着したタンパク質が空気中に散布され、吸入アレルゲンとして作用するなど、安全性の面からリスクが指摘されていた。

 こうした指摘を受け、FDAはパウダー付き医療用手袋の流通を禁止することにしたのである。

 IRラテックスは、

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