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【夏季トップインタビュー】住友理工 松井徹社長

2017年08月28日

ゴムタイムス社

  • 松井徹
  • 社長
  • 住友理工
  • 自動車電装化に新技術で対応
  • M&A社の収益改善急務
  • 松井徹社長

 自動車新商品開発センターでEV(電気自動車)の開発加速に対応した自動車用防振ゴム、ホースの新製品開発を進める住友理工。松井徹社長に20Vの進捗状況と自動車部門の事業課題を聞いた。

 足元の需給動向について。

 全体としては欧州、中国が予想よりもいい状況で、東南アジアもまずまずである。北米については納入先カーメーカーのモデルチェンジの影響で当社が強いセダン系で伸び悩んでいる。課題であった南米は人員削減などにより、下降カーブから水平ラインに上昇、戻りつつある。

 ドイツのM&Aの防振ゴム会社はようやく利益が出せる会社になった。イタリアのホース会社も構造改革を進めている最中だが、市場の回復もあり予想より良くなっている。日本国内については北米への輸出が少し減っているものの、一般産業用品ではエレクトロニクス分野が回復しているほか、インフラ分野でも中国のインフラ投資を中心とした公共投資の下支えがあったことから、建機市場向けの高圧ホースの需要が好調に推移している。

 今期の重点課題について。

 自動車部門ではドイツに研究開発棟を移転・改築しており、日本の技術の横展開と、北米・中国・日本の各技術センターとの連携により、世界トップのグローバル技術開発体制を構築し、新技術開発をスピードアップさせている。販売面でもフランクフルトの第2グローバル自動車営業本部と協力し、主要顧客に密着した技術・営業サービス体制を構築した。

 引き続きM&Aの会社の収益化と研究開発体制の強化が課題となる。

 20Vの進捗状況について。

 売上高5300億円(自動車用品部門4300億円、一般産業用品部門1000億円)、営業利益320億円の数値目標についてはオンラインで推移している。現在、自動車部門の売上高構成比は86%だが、一般産業部門の拡大で結果的には自動車部門の売上高構成比は80%ぐらいになるだろう。自動車部門では新規の顧客開拓、環境規制

本文:1521文字

【夏季トップインタビュー】住友理工 松井徹社長

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