17年1~6月のゴムホース 生産量は5%増、金額は4%増

2017年08月23日

ゴムタイムス社

 日本ゴムホース工業会がまとめた2017年1~6月のゴムホース生産実績によると、生産量(新ゴム量)は1万7902tで前年同期比5・5%増、出荷金額は687億9400万円で同4・1%増となった。

 生産量全体の3分の2を占める自動車用は、自動車生産の回復とともに増加傾向が続いている。また、主要需要先の建設機械・工作機械が好転するなか、高圧用も前年同月を上回る状況で推移している。その他用は依然厳しい状況にあるが、自動車用・高圧用の増加により全体では生産量・金額とも前年同期を上回った。

 品種別に見ると、自動車用は生産量が1万1851tで同4・5%増、金額は515億2300万円で同5・6%増となった。

 四輪車生産台数(日本自動車工業会統計)の1~6月累計は同7・8%増と堅調だ。国内では各社が投入した新型車効果が生産を押し上げた他、輸出は米国生産に速感が出始めているものの、中国がけん引し輸出台数は同1・8%増となった。自動車生産の増加が自動車用の増加につながったと見られる。

 高圧用は生産量が2488tで同23・3%増、金額は92億1300万円で同11・5%増となり、どちらも2桁増となった。

 高圧用の主要需要先の一つである建機では、排ガス規制強化を前にした駆け込み購入が広がっている。これにより、1~6月累計の内需と外需の出荷金額(日本建設機械工業会統計)は前年同期比15・3%増

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