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【夏季トップインタビュー】十川ゴム 十川利男社長

2017年08月21日

ゴムタイムス社

  • 十川利男
  • 社長
  • 十川ゴム
  • 開発力強化で構造変化に対応
  • 十川利男社長

 十川ゴムの16年度の売上高はほぼ横ばい、経常利益は2桁増益となった。十川利男社長に前期を振り返ってもらいつつ、中国紹興十川ゴムの現況や設備投資、経営課題などについて聞いた。

◆16年度業績の総括を。

 売上高は145億8300万円、前期比0・8%増だった。需要分野別では、医療機器用やガス産業用ホースが落ち込んだものの、自動車産業用や建設機械産業用などの分野でカバーし、売上は横ばいを確保した。

 自動車産業用では前期に引き続き北米向けが順調に推移。燃料ホース以外にゴムシート、型物の販売も増加した。建設機械では、建機メーカーが環境規制を強めており、環境対応の燃料ホースが好調だ。その他、船舶車両用では列車用ブレーキホース、食品機械産業用ではシリコーンホース・チューブが伸長した。

 一方、利益面では、原材料価格の上昇により厳しい局面にあるが、原価低減努力を行うことで、経常利益は2億5800万円、同14・1%増となった。

◆足元の状況と今期の需要見通しについて。

 第1四半期は前年並みで推移した。半導体向けは前年に続いて好調。建機向けも依然として回復が続いている。このため、主に建機用ホースを製造する奈良工場は生産がタイトになっている。また、ゴムシートなどを製造する堺工場では、特殊なゴムシートを効率良く生産することが課題である。

 今期(17年度)の需要見通しは、自動車関係は部品構成の変化などにより厳しくなると見ている。ただし、燃料電池や電気自動車など新たな需要が見込まれる。建機では高温油領域に対応するホースが求められている。こうした産業構造の変化

本文:1237文字

【夏季トップインタビュー】十川ゴム 十川利男社長

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