藤倉ゴム工業の4~6月期 営業利益は7割増

2017年08月10日

ゴムタイムス社

 藤倉ゴム工業の2018年3月期第1四半期連結決算は、売上高は80憶9300万円で前年同期比12・3%増、営業利益は5億9100万円で同71・4%増、経常利益は6億7300万円で同155・4%増、四半期純利益は4億5200万円で同136・6%増となった。

 セグメント別にみると、産業用資材では工業用品部門は、国内では乗用車販売が好調を維持し、商用車についても環境規制前の駆け込み需要も見られ、受注が増加した。また、設備投資関連、住宅設備機器も堅調で増産となった。海外もアジアを中心に好調を維持した。制御機器部門は国内において前年度に続いて液晶・半導体など精密機器に使用される製品の受注が好調に推移した。

 以上により、売上高は53億5300万円で同18・3%増、営業利益は4億6500万円で同33・8%増となった。

 引布加工品では、引布部門は一部自動車メーカーへの受注が増加した。印刷材料部門は海外取引先の在庫調整の影響もあり、受注は減少したものの、利益率の高い製品が増えたことで利益は増加した。加工品部門は船用品の海外受注が減少したが、コスト見直しに努め利益率は前年並みだった。

 その結果、売上高は11億1300万円で同11・7%減、営業利益は6000万円で同107・8%増となった。

 スポーツ用品では、ゴルフ用カーボンシャフト部門が好調に推移した。また、アウトドア用品部門は登山靴の売上が堅調に推移したものの、全体では前年並みの売り上げとなった。

 この結果、売上高は15億3600万円で同14・7%増、営業利益は1億8600万円で127・6%増となった。

 その他では、物流部門は荷動きが増加した結果、売上高は9000万円で同5・5%増、営業利益は2000万円で同10・6%増となった。

 通期の連結業績予想は当初見通しから変更なく、売上高が317億円で前期比0・2%増、営業利益は18億円で同3・7%増、経常利益は16億円で同11・3%減、純利益は13億円で同2・4%増を見込んでいる。

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