マンスリーOEダイジェスト(2017年7月)

2017年08月09日

ゴムタイムス社

 タイヤメーカー各社が7月に発表した新車装着(OE)情報は、以下の通り。

 ◆住友ゴム
 住友ゴム工業は7月6日、6月に発売されたスペイン・セアトのコンパクトハッチバック、新型「イビザ」にファルケンの3種の納入を開始したと発表した。

  納入するのは、ファルケンの高性能タイヤ「アゼニスFK453」、スポーツ性能・快適性能・経済性に優れた「ジークスZE914Aエコラン」、経済性とあらゆる路面での安全性を両立した「シンセラSN832Aエコラン」。

 5代目となる新型イビザは高いデザイン性と運動性能・快適性能・安全性を実現している。今回装着されるタイヤは、車両の求める走行性能や操縦安定性能、快適性能を高い次元で両立した。

 また、同社は7月27日、6月から発売のトヨタ自動車の新型「アクア」に、ダンロップの環境タイヤ「エナセーブEC300+」の納入を開始したと発表した。

 同タイヤは、新型アクアの求める高い環境性能を実現するため、ダンロップの低燃費タイヤ「エナセーブ」シリーズの開発で培った低燃費タイヤ技術を投入した。

 タイヤの転がり抵抗低減による燃費性能の向上はもとより、乗り心地や安全性能を高次元でバランスさせている。

 ◆ブリヂストン
 ブリヂストンは7月11日、トヨタ自動車が10日に販売を開始した新型「カムリ」の新車装着タイヤとして「トランザT005A」を納入したと発表した。

 同タイヤは新型カムリの開発の狙いである「意のままの走りや上質な乗り心地」「高い安全性や環境性能」の実現にあたり、重要な役割を果たしている。

 トランザはロングドライブでの快適性と高速運動性能を高次元でバランスさせたタイヤブランド。現在では様々な車種向けに商品ラインアップを取り揃えており、高い評価を得ている。

 また、同社は7月18日、スズキが6月29日に発表した新型モトクロス「RM―Z450」2018年モデルの新車装着用タイヤとして、「バトルクロスX30」を納入すると発表した。

 同車両は「RM―Z」シリーズのフラッグシップモデルに位置付けられており、バトルクロスX30は車両の駆動力の確保に貢献している。

 同タイヤは、トップクラスのレースを通して開発された、ミディアム路面(中間路面)向けのレース専用ハイパフォーマンスタイヤ。リアタイヤには、同社の独自開発技術「キャッスルブロック(凸ブロック)」を採用し、レースで必要とされるグリップ力の向上を図っている。

 ◆日本ミシュラン
 日本ミシュランタイヤは7月26日、同社の乗用車用アクティブコンフォートタイヤ「ミシュラン・プライマシー3」が、トヨタ自動車の新型セダン「カムリ」に新車装着用タイヤとして採用されたと発表した。

 同製品は「静かでゆったり」も「高速での爽快感」もどちらも譲れないという顧客のニーズにこたえるために「アクティブコンフォート」と呼ばれるコンセプトで開発された。

 3スタビリ―テクノロジーなどの技術を駆使し、高速走行時の突き上げなどを素早く吸収し、疲れにくく、より安定した乗り心地を提供する。

 また、ラベリング制度でも転がり抵抗A、ウェットグリップ性能bを実現した低燃費タイヤである。

エナセーブEC300+ ジークスZE914Aエコラン シンセラSN832Aエコラン トランザT005A バトルクロスX30 ミシュラン・プライマシー3 アゼニスFK453

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