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ニッタ 炭素繊維がラケットに採用

2017年08月08日

ゴムタイムス社


 ニッタは8月8日、独自のカーボンナノチューブ(CNT)分散技術と独自複合化技術「Namd(エヌアムド)」を用いた炭素繊維プリプレグ「Namdプリプレグ」が、ヨネックスの新バドミントンラケットに採用されたと発表した。

 CNTは多くの研究機関や企業で研究開発が進められているが、ナノレベルの分散が困難で、その特性が十分に発揮できていないのが現状だ。一方、炭素繊維は樹脂との複合化により、従来の金属に代わる軽量高強度材料として、スポーツ用品や航空機機体などの分野への応用が大いに期待されている。

 そんな中、同社は独自の「ナノ分散技術」と「ナノ複合化技術」によって、炭素繊維と樹脂間の接着力を大幅に向上させたNamdプリプレグを開発し、スポーツ用品業界の大手メーカーであるヨネックスとバドミントンラケットの共同開発を進めてきた結果、Namdプリプレグを用いた炭素繊維強化樹脂(CFRP)に、「速い力が加わるほど柔らかさを発揮する」という特異な物性が発現することを発見した。

 その「Namdプリプレグ」をバドミントンシャフトに搭載することで、今までにない打感と操作性の実現に成功し、9月中旬頃にヨネックスから商品化されることになった。

 同社では、今後もNamdプリプレグのさらなる開発を進め、軽量高強度材料としての応用分野で製品化を推進していく方針だ。

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