霜田ゴム工業 極薄ゴムシートに注力

2017年08月07日

ゴムタイムス社

 霜田ゴム工業㈱は、このほど極薄ゴムシートの販売強化に乗り出した。 同社ではかねてよりカレンダーロール3基を保有し、長年培ったカレンダー加工の独自ノウハウを駆使し、1mm以下の極薄ゴムシートを展開してきた。

 近年では展示会への出展などを通じて積極的な営業を展開して、需要の掘り起こしに努めている。 扱う極薄ゴムシートの種類はEPDMをはじめとしてCR、NBR等。そのほか、昨年からはフッ素ゴムでも0・3mmの長尺薄物シートを製品化している。

 同社の強みは材質、サイズ、数量といったユーザー毎の要望に応じるオーダーメイドの生産体制が整っていること。また、ゴムシートの厚みは0・2mmより対応が可能だ。 

 同社の製造品目は産業機械用部品、車両部品、建材、各種工業用ゴム製品など多岐にわたっており、なかでもカレンダーロール機を用いた薄物ゴムシートでは高い技術力を発揮、独自性を生かした営業活動で事業展開を図っている。

 今後は少量多種生産を強化することで、ユーザーの細かなニーズがあると捉え、それをすくい上げることで差別化につなげていくとしている。

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