バンドー化学 長寿命・軽量なもみすりロールを新開発

2017年07月26日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は7月26日、「籾(もみ)」を「籾殻」と「玄米」に分離する籾摺り機での使用に最適なもみすりロールとして「イエローボーイ」を開発し、8月1日から販売を開始すると発表した。

 カントリーエレベーターやライスセンターなどの籾摺り工場における籾摺り機には、2つの回転するロールの間を籾が通り抜ける際、速度差をつけて回転するロールの摩擦によって籾殻を摺り落とす方式であるロール式が採用されている。

 ロール式では、摩擦によって強制的に籾殻と玄米に分離するため、従来のゴムロールは摩擦による摩耗が発生し、頻繁にロールを交換する必要があった。

 また、回転数の違う左右ロールは摩耗度に差があるため、左右ロールを入れ替えて寿命延長を図ることがなされている。

 さらに、ゴムロールの重量は、1個当たり約8kgあり、交換・入替作業の負担が大きいため、籾摺り工場で、作業者の負荷軽減は解決すべき問題点となっていた。

 今回開発した「イエローボーイ」は長寿命・軽量であるため、この問題点を解決する。また、特殊熱硬化型ウレタンを使用しており、食品衛生法(厚生省告示第370号)にも合格した高性能でかつ安全なロールである。

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